都市伝説 調査隊(file:13)
世界的に有名なロゴ、例えばモンスターやレッドブル、スターバックスやGoogleのロゴには裏の意味があるという都市伝説があります。今回はその中からAppleのロゴについて取り上げたいと思います。
はじめに
Appleのロゴは、シンプルながらも世界中で認知され、企業ロゴの中でも最も象徴的な存在です。その変遷やデザインの意味、世界的な影響力、そしてロゴを巡る逸話まで、Appleのロゴを調査したいと思います。
Appleのロゴの誕生と歴史
Apple社が設立された1976年、最初のロゴは共同創業者ロナルド・ウェインによってデザインされました。このロゴは、リンゴの木の下で本を読むアイザック・ニュートンのイラストが描かれ、額縁には詩の一節が刻まれていました。複雑で芸術的なこのロゴは、当時のAppleの知的イメージを象徴していましたが、実用性や視認性の観点から短期間で変更されています。
また、「Apple」という社名は、スティーブ・ジョブズが果物好きだったことや、リンゴ園を訪れたことがきっかけとされています。さらに電話帳で最初に掲載される「A」で始まる名前を狙ったという説もありますが、いずれも明確な根拠はありません。
ロゴが「かじられたリンコ゚」へ変更
1977年、Appleはロゴの刷新を決定し、デザイナーのロブ・ジャノフが「かじられたリンゴ」のシルエットを考案しました。このロゴは「黄金比」で構成されているとされますが、実際はフリーハンドで描かれたもので、6色のレインボーカラーで彩られApple IIのカラー表示機能を象徴するものでした。
レインボーロゴは約21年間にわたり使用され、Appleの革新性と親しみやすさを世界に印象付けました。(この頃、主はAppleのロゴが刺繍されたパーカーをよく着ていました)
ロゴ見直しの歴史
- 1998年:ジョブズ復帰と初代iMac発表に合わせ、透明感のある青色ロゴに刷新。
- 2001年以降:iPodやiPhoneの登場とともに、立体的でメタリックなデザインへ変化。
- 2013年~現在:iOS7のフラットデザイン導入に合わせ、シンプルな単色・フラットロゴへ。
Appleロゴは、製品デザインやブランド戦略と密接に連動し、その時代の中で常に「革新」と「親しみやすさ」を表しています。
なぜ「リンゴ」はかじられたのか
Appleロゴの「かじられた」部分については、様々な憶測や都市伝説が語られてきました。
- アダムとイブの禁断の果実説
- 「bite(かじる)」と「byte(バイト)」のダジャレ説
- 知識や創造性の象徴説
しかし、ロゴデザイナーのロブ・ジャノフ本人は「他の果物(さくらんぼ等)と間違われないために一口かじった」と明言しています。また、色や形状に深い意味はなく、「シンプルで親しみやすいマークを目指した」と語っていますが、主はやはり裏の意味はあると思っています。
最初のロゴになったニュートンのリンゴも物理の法則を発見した、という人類が新たな知識を得ることになった1つのエピソードです。そしてニュートンのリンゴからロゴが変わったタイミングでPCが広く普及し、正に多くの方が知恵の実をかじったということではないでしょうか。
レインボーカラーの意図
レインボーカラーは、Apple IIのカラー表示機能を強調するために採用されました。当時のコンピュータは無機質なイメージが強かったため、「暖かく親しみやすい印象」を与える狙いがありました。また、IBMとの差別化も意識されていました。
商標権とロゴの保護
Appleはリンゴやフルーツ型のロゴを使う企業に対して、積極的に商標権の異議申し立てを行っています。過去3年間で215件もの異議申し立てを行い、他社との差別化とブランドの独自性を守っています。
世界に与えた影響と今後
Appleロゴは、単なる企業マークを超え、現代のデジタル社会やデザイン文化に多大な影響を与えています。シンプルで普遍的なデザインは、国境や言語を超えて人々に受け入れられ、今後も新たな製品や時代の変化に合わせて進化し続けるでしょう。
まとめ
Appleのロゴは、シンプルでありながら奥深いデザイン哲学と、時代ごとの変遷を経て、世界中で愛されるシンボルとなりました。ただ、都市伝説として裏の意味があると指摘されていることも事実です。
主は「アダムとイブの知恵の実を食べた」説が一押しの説ですが、あなたはどうでしょうか?
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。また次の記事も宜しくお願いします。
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