ファティマ第3の予言について

世界の都市伝説

都市伝説 調査隊(file :4)

ファティマ第3の予言とは、1917年にポルトガルのファティマという村で3人の子どもたち(ルシア、フランシスコ、ヤシンタ)が聖母マリアから受け取ったとされる3つのメッセージのうち、最も長く秘密にされてきたもので、その後、公開された予言が偽りの内容で真実がいまだに公表されていないのではないか、という都市伝説です。

ファティマの奇跡と3つの予言
 1917年5月13日から10月13日まで、毎月13日に聖母マリアが子どもたちの前に現れ、
 様々なメッセージを伝えたとされてます。
 特に10月13日にはバチカンも認めている奇跡として約7万人が目撃した「太陽の奇跡」が
 起こり「太陽の奇跡」としてファティマの出来事は大きな注目を集めました。

3つの予言の概要
 第1の予言:地獄の存在と、罪を悔い改めなければ人は地獄に落ちること。
 第2の予言:第一次世界大戦の終結と、悔い改めなければさらに大きな戦争
       (第二次世界大戦)が起こる警告。
       また、ロシアの改心と平和への奉献の必要性。
 第3の予言:聖母マリアは10月13日に第3の予言を伝えた後、1960年まで公開しないよう
       ルシアへ託し、その後バチカンで封印されることとなりました。
       ところが、1960年を過ぎてもバチカンは予言を公開しませんでした。
       2000年になって公開された第3の予言は「1981年に東欧で発生した
       ローマ法王の暗殺未遂事件」と発表されました。

第3の予言の内容と公開
 第3の予言は先に記載した通り長らくバチカンにより封印され、内容を知った歴代教皇が
 衝撃を受けたという逸話も流布されました。
 2000年、バチカンはついに第3の予言の内容を公開しました。その内容は象徴的な
 ビジョンで「火の剣を持つ天使が世界を罰しようとするが、聖母マリアの光によって
 その炎が消される」「悔い改めを呼びかける天使」「白衣の教皇が殉教する幻視」などが
 描かれています。

公開内容の解釈と議論
 バチカンはこのビジョンを「20世紀の暴力的なイデオロギーや迫害、特にヨハネ・パウロ
 2世への暗殺未遂事件を象徴するもの」と説明しました。
 しかし、公開内容があまりにも象徴的で抽象的だったため、「本当の内容は隠されている
 のではないか」「世界の終末や大災害を予言していたのでは」など、様々な憶測や陰謀論
 が今も存在します。

ルシア自身は「喜ばしい知らせ」という言葉も残しており、単なる悲劇の予言ではなく、
信仰や希望、救いのメッセージも含まれていた可能性が指摘されています。

現代におけるファティマ第3の予言
ファティマ第3の予言は、「人類への警告」として、悔い改めや平和、信仰の大切さを
訴えるメッセージと受け止められています。
その内容や真意を巡る議論は今も続いており、宗教的・歴史的な謎として多くの人々の
関心を集めています。

聖母マリア自身が「1960年までは公表しないように」と指示したとされ、最初から
一定期間の秘匿が求められていました。
しかし1960年を過ぎてもバチカンは公開せず、内容を知った歴代の教皇が
「衝撃を受けた」「絶句した」といった逸話が残っていることからこれは、
予言の内容があまりにショッキングで当時の社会や信仰に大きな混乱をもたらすと
判断されたため、発表を見送ったとされています。

また、教会内部の腐敗や信仰の危機など、教会の権威や正統性を揺るがしかねない
内容が含まれていた可能性も指摘されており、そのためバチカンが「都合の悪い
部分を隠したのでは」との陰謀論も根強く存在します。

公開された内容と、過去の証言やルシアの発言が一致しない点も、秘匿や一部改ざん
の疑念を強めており、今後、真実が明かされることがあるのか・・・

おそらく一度正式にバチカンとして第3の予言を公表している以上、それを覆すとなると
前回の公表を否定しなければず、決して正式なルートでは明らかになることは無い。
エドワード・スノーデンのように特殊なルートで情報を手に入れる以外は・・・
ただ、そんな情報が世に出たとしても「陰謀論」の一言で片づけられてしまうだろう。
きっとこの話はずっと都市伝説のままですねw

最後までこの記事を読んでいただき有り難うございました。

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