都市伝説 調査隊(file:9)
ジョージア・ガイドストーンとは
ジョージア・ガイドストーン(Georgia Guidestones)は、1980年にアメリカ合衆国ジョージア州エルバート郡に建てられた花崗岩製の巨大なモニュメントです。高さ約5.87メートル、総重量約10万7840キログラムの6枚の石板からなり、その配置は天文学的な意味を持つとされ、「アメリカのストーンヘンジ」とも呼ばれていました。
建造の経緯と特徴
1979年、R.C.クリスチャンと名乗る謎の人物が石材会社に建設を依頼し、1980年に公開されました。この人物の正体や資金源は現在も不明です。
石板には8つの現代語(英語、スペイン語、ロシア語、アラビア語、ヒンディー語、スワヒリ語、ヘブライ語、中国語)で「全人類が守るべき10のガイドライン」が刻まれていました。また、キャップストーンにはアッカド語、古代ギリシャ語、サンスクリット語、ヒエログリフの4つの古代言語で短いメッセージも刻まれていました。
ジョージア・ガイドストーンに刻まれていたメッセージは、8つの現代語で「人類への10のガイドライン」として記されていました。主な内容はざっくりですが以下の通り
- 人口を5億人以下に維持し、自然とのバランスを保つ。
- 知性と健康を重視し、子孫を導く。
- 新しい生きた言葉で人類を団結させる。
- 情熱・信仰・伝統・万物を沈着なる理性で統制する。
- 公正な法律と裁判で人々と国家を守る。
- 外部との紛争や無駄な法律・役人を排除する。
- 各国が内部問題を自ら解決し、国際的な紛争は世界法廷で解決する。
- 取るに足らない法律や無能な役人を排除する。
- 個人の権利と社会的義務のバランスを重視する。
- 地球の癌にならず、自然と調和して生きる。
これらのガイドラインは、文明崩壊後の人類に向けた指針として設計されたとされています。石碑にはこの10項目が各言語で刻まれていましたが、建造者や意図については謎が多く、さまざまな憶測や議論を呼びました。
※検索結果には直接的な全文記載はありませんでしたが、要旨は上記の通りです。
評価と影響
その内容や建造の経緯が謎に包まれていたため、陰謀論や都市伝説の対象となり、「悪魔崇拝」や「人口削減計画」などの憶測が絶えませんでした。一方で、文明崩壊後の人類への指針や、単なる話題作りのためのモニュメントという見方もあり、真の目的は明らかになっていません。
破壊と現在
2022年7月6日、何者かによる爆破事件で一部が倒壊。安全上の理由から残りも当局によって即日解体され、現在は現存していません。
都市伝説モード全開での考察
主はこのガイドストーンはあえて日本語を使用していないのではないかと考えています。
それは、3つ目の内容で「新しい生きた言葉で人類を団結させる」とありますが日本語は日本人ではない彼らにとっては新しい言葉という意味になり、また日本語の持つ不思議な力「言霊の力」をもって世界の人々を団結させるとは考えられないでしょうか。
石碑が破壊された点についても「人口を5億人以下に・・・」というフレーズとともに人口削減というキーワードが独り歩きし、本来の伝えるべき「自然とのバランスを保つ」という点がしっかり伝わっていないという事で、本来の目的を果たしていないため破壊されたのではないかとも考えています。
それらの根拠として、現在この石碑は日本の香川県高松市にレプリカが存在しています。これは1983年に本家エルバート群から友好の証として寄贈されたものですが、縮小版ではあるものの形状・内容についてはオリジナルと全く同じものです。なぜ石碑に日本語での記載が無いにもかかわらず日本の香川県にあるのか。それは日本語のもとに人類が団結するという事で、そのために日本に存在するというところが非常に重要であり、また本家が不要になった理由の1つだとも考えています。
まとめ
ジョージア・ガイドストーンは、「人類への指針」を謳った謎の石碑であり、その建造者R.C.クリスチャンが実在するのか、とか目的は何だったのか、という点について、今も明らかになっていません。陰謀論や都市伝説の象徴となりつつも、2022年の爆破事件で姿を消しましたが、その謎めいた存在感は今も世界中で様々な考察が語り継がれています。
最後までこの記事を読んでいただき有り難うございました。また次の記事でお会いしましょう(^^)
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